ガイアシンフォニー
第七番

全ての生命が潔く健やかに生き続けるために
  霊性の原風景
神道の源流には、今から5千年以上も前、わが日本列島に住み始めた祖先たちの、大自然の見えない力に対する畏れと感謝の想いがあります。日本神道における神とは、この世のすべてを生み出し、生かし続けている大自然の目には見えない力のことです。太陽や月、水、火、木、土、岩にも神が宿ると信じられてきました。
標高2千メートルの聖地、弥山山頂で、深夜吹き荒ぶ風と霧の中、火打ち石ひとつで行われる御神火拝戴神事、山頂近くの深い谷底で、地表に初めて湧き出した聖水を汲む神事、大祭の表舞台で使われる御神木、御摩木や神籠(ひもろぎ)を祈りと共に切り出す森の奥の神事・・・これらはみな、原初の時代、私達の祖先が、木、火、土、金、水、という大自然の五大をいかに深く崇めて敬い、丁重に扱ってきたかを示すものです。やがて時代は下り、稲作文化の渡来、神武天皇の日本国統一とともに神事の形象はしだいに洗練され、原初の魂を保持しながら簡素で気品のある日本神道の美へと結晶していきました。
「第七番」では、この日本神道のびとその背後にある自然観に触れることによって、私達の魂の内奥に眠っている“生かされている”という体感が甦ることを願っています。“生かされている”という体感こそが、「霊性」の源だと思うからです。
 
出 演 者
……7TH PERSONARITY……
アンドルー・ワイルアンドルー・ワイル Andrew Weil(統合医療医学博士)

1942年アメリカ・フィラデルフィア生まれ。ハーバード大学卒、現アリゾナ大学統合医療プログラム理事。世界各地の伝統医療と西洋近代医学を統合する「統合医療」世界的第一人者。『人はなぜ治るのか』『癒す心、治る力』など、世界的ベストセラーの著者でもある。医学部時代、静養近代医学の限界を痛感し、伝統医療の叡智を求めて、アマゾン奥地をはじめ、世界各地を旅し、薬草やシャーマニズムのフィールドワークを行う。彼の持つ経験と叡智は、医療の分野に止まらず、広くGAIAの「心」を知る上で、深い示唆を与えてくれる。今はアリゾナの砂漠地帯に住む傍ら、カナダのB.C州の小さな島で、GAIAの「心」に沿った理想的なライフスタイルを求めて活動を行っている。

「Spontaneous Healing 自発的治癒力」
グレッグ・レモングレッグ・レモン Greg LeMond(ツール・ド・フランス覇者)

1961年アメリカ・カリフォルニア生まれ。標高3000メートルを越えるアルプスの山岳地帯から平野まで、4000キロの道のりを20数日に渡って駆け抜ける自転車競技「ツール・ド・フランス」は、世界のあらゆるスポーツの中でも最も過酷だといわれている。グレッグ・レモンは、1986年、ヨーロッパ出身の選手以外で、史上初めてチャンピオンとなった。ところが、翌1987年春、人気も実力も絶頂期にあったレモンは、不慮の事故で全身に散弾銃を浴び、瀕死の重傷を負う。再起不能と言われる中、1989年、全身に鉛の銃弾を残したまま復帰。レース最終日、フランスの英雄フィニヨンを抜き、僅か8秒差でチャンピオンになった。この日の奇跡のような走りは、今も語り草になっている。2009年5月、次男を伴い日本の山岳地帯の聖地を訪れ、伝統工芸の匠達に会う自転車の旅を行った。

「Let's ride on a bike. 自転車的未来へ」
高野孝子高野 孝子TakakoTakano(環境教育活動家)

1963年新潟県生まれ。早稲田大学政治学大学院修了、英字新聞記者を経て、ケンブリッジ大学「環境と開発」修士、エジンバラ大学教育学博士。アマゾン1500キロカヌー下り、ベーリング海峡スキー横断など、数多くの冒険体験を持つ。1995年、男3人、女2人の国際混成チームで人力と犬ぞりによる北極海横断の旅を日本人として初めて成し遂げた。また、アラスカ・カナダの北極圏や南太平洋の小さな島に住む先住民の古老達と共に生活し、彼らの自然と共に生きる叡智を、現代の教育に生かす道を探り続けている。最近では「大地とつながる」教育をめざして、手作業による米作りなど日本の伝統的自然農法を軸に、人と自然のあり方を体験から学ぶプロジェクト「TAPPO南魚沼やまとくらしの学校」を始めた。

「Native Science 昔の叡智は未来の科学」

 

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