1983年 / フランス・イタリア合作 /フランス語版(日本語字幕) / 2時間32分
晩年のビゼーが渾身を込め感涙に咽びつつ描き切った傑作「カルメン」。 風土と人間をリアリスティックに見つめる巨匠フランチェスコ・ロージ監督が、全編アンダルシア・ロケで「カルメン」の世界を描いた極めつけの映画化作品。ドミンゴは祖国の血に賭けて、情熱に浮かれ破滅へと踏み出してゆく男ホセを演じ、ミゲネス=ジョンソンは、奔放なカルメンという女性を全身で表現して圧倒的な演技力を見せる。ライモンディ演じる闘牛士エスカミーリョも絶品! |
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スペイン南部のセビリャ地方。働くタバコ工場で暴力沙汰を起こしたカルメンは伍長ドン・ホセに逮捕される。彼女はこの清廉な美男に一目惚れ。ホセもまたカルメンの抗しがたい魅力に取り憑かれる。彼はとうとう自分が身代わりとなって彼女を逃がす。 カルメンのことが忘れられないホセは営倉を脱走、彼女が待つ居酒屋へ駆けつけるが、そこには、闘牛の戦いの美酒に酔い痴れる闘牛士エスカミーリョの姿もあった… |
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カルメン・・・・・ジュリア=ミゲネス・ジョンソン ドン・ホセ・・・・プラシド・ドミンゴ エスカミーリョ・・ルッジェロ・ライモンディー ミカエラ・・・・・フェイス・エシャム メルセデス・・・・スーザン・ダニエル フラスキータ・・・リリアン・ワトソン ダンカイロ・・・・ジャン=フィリップ・ラフォン レメンダード・・・ジェラール・ガリノ ズニーガ中尉・・・ジョン=ポール・ボガード 音楽:ジョルジュ・ビゼー 原作:プロスペル・メリメ 監督・脚本:フランチェスコ・ロージ 指揮:ロリン・マゼール 演奏:フランス国立管弦楽団 振付:アントニオ・ガデス 脚本協力:トニーノ・グエッラ 撮影:パスカリーノ・サンティス 美術:エンリコ・ジョブ |
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